先日息子の就職活動を見て、とても印象に残ることがありました。ある企業の採用試験で出された課題が「これから、あなたが流行ると思うものを資料にまとめてください」というものでした。正解があるものではありません。誰も未来を知ることができないからです。
その時、今年の4月の娘の入学式で学長が話していた言葉を思い出しました。「これからは、答えのあるものをどう答えるかではなく、答えのないないものに対してどう答えを見つけ出していくかが大切になります。その代表的な例が、数年前に世界中を襲った新型コロナウイルスではないでしょうか。コロナが広がり始めたころ、世界中の誰もが戸惑いました。 どのように感染するのか?感染するとどうなるのか?どんな対策が有効なのか?学校は休校にするべきなのか?経済活動を止めるべきなのか?誰も明確な答えを持っていませんでした。まさに『答えのない課題』が目の前に現れたのです。その中で、医療関係者や研究者、行政、企業、そして私たち一人一人が試行錯誤しながら最善と思われる方法を探していきました。完璧な答えがあったわけではありませんが多くの人が知恵を出し合い解決策を見つけながら前に進んで行ったのです。」
まさにこれこそがこれからの社会に求められる力ではないでしょうか?私が幼児教育や算数教育に関わる中で『答えを早く出すこと』ではなく『なぜそう思ったのか?ほかの考え方はあるのかな?』と問いかけを大切にしています。
試行錯誤する、仮設を立てる、自分で確かめる、という経験が将来の大きな財産になります。子供たちが未来をたくましく生き抜くために、私たち大人も『答えを教える教育』から『考える力を育てる教育』へと目を向けていきたいです。
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